うつと働き盛り①

年代別で、悩みが多い年代を調べると40～50歳代の働き盛りの方は、リストラ、いじめ、超過勤務などの悩みを抱え、とくに注意が必要であることがわかります。この年代は、責任のある立場についている方が多く、仕事関係のストレスを持っている方が多いようです。 例えば、リストラや将来への不安、人事に関わる仕事の人ならリストラを言い渡す側かもしれません。時代も年功序列の時代から、今や実力主義の時代に変わりました。会社からの要求は、ますます強烈なものになりつつあります。仕事のストレスを抱えきれず、うつ病という形になってしますケースも少なくありません。世の中の流れや、経済の行方など、ゆっくり見据えて考えていかなければならないことも今しなくてはならない大切なことなのに、現実は大事な家族をかえりみる時間もとれなく、目の前に仕事が積まれていくばかりで、家庭にも自分の居場所がなくなっていく・・・そんな生活、あなたは大丈夫ですか？

職場でのケア

職場の中でもうつ病は激増していますが、それに対しての心のケアはまだまだ十分だとはいえない状態にあります。 仕事が原因でのうつ病や自殺を1件でもなくすためには、職場におけるサポートは書かすことができません。「最近元気がないけど、どうしたの？」とまずは一声かけてみましょう。 じっくり話を聴いたうえで、「私は心の専門家ではないから」ときちんと整理し、専門医への受診をすすめる。この姿勢が大事です。