女性のうつ

「女性の社会進出がめざましい」などといいますが、専業主婦だって大変です。家事・育児・近所付き合い・親戚付き合い・学校行事に、町内行事。２４時間労働で年中無休です。この専業主婦の労働を正規の労働者の賃金に換算したら、年収一千万円を超えます。そんな大活躍の女性ですが、女性には女性特有のうつ病があります。女性には「結婚も、家事も、育児も、仕事も、自分の思い通りにしたい」という方がいます。でも世の中はそんなに甘くはなく、疲労困憊し、うつ病になることがあります。（スーパーウーマンシンドローム）また、出産前は幸せをかみしめていた女性も、出産後の育児の大変さに、うつ症状を現す方がいます。（産後うつ）また、就職・結婚などで子育てが終わった後に来る喪失感や孤独感（空の巣症候群）は、更年期障害と重なることがあるので、甘く見てはいけません。

拒食と過食。

女性に多い「うつ」の仲間として、「摂食障害」を取り上げようと思います。きっかけはいろいろありますが、「太る」のが恐怖に変わり、食べたくても食べられなくなる拒食症。「食べたくて仕方がなくて」下剤を使ったり、嘔吐してまでも食べ続ける過食症。両方にうつ病や精神的なアンバランスが隠れていることが多いです。気付いたら専門家の手を借りましょう。