うつ病と戦う
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若い世代のうつ

若い人たち(10代、20代)の話題として最近多いのが「引きこもり」です。解りやすい話をすると、学校でいじめに遭い、先生にも親にも言えず、1人で抱え込み、自分の将来に絶望し、不登校になり、そのまま「引きこもり」につながるケースがあります。問題はここからで、いじめを先生にも親にも言えず、自分の将来に絶望した段階で、その子は「うつ病」を発症している可能性があるのです。「いつも落ち込んでいる」「午前中は不調」「不眠」「食欲不振」といううつ病の典型例の場合、「落ち込まないようにゲームばかりする」「午前中は不調でも、夜中に元気になるので昼夜逆転の生活」「不眠は、眠くないので、体力が続く限りゲームをする」「食徳不振は、お菓子をつまんでいれば満足」というふうに形を変えて、「引きこもり」にフィットします。うつ病は若者の生活をも破壊するのです。

今は、クラスに一人引きこもりがいる時代。

文部科学省の統計によると、現代は中学生の約3%が「引きこもり」になるのだそうです。1クラス30人と考えても、1クラスに1人は「引きこもり」の生徒がいる計算になります。引きこもりの原因は様々かも知れませんが、「意欲の減退」や「食欲不振」「不眠」などがあるとすれば、うつ病の可能性も大きくなります。専門家の手を借りましょう。

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