うつ病と戦う
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入院

うつ病の治療には家族の協力が必要ですが、病状が悪化してしまうと、家族だけで支えることが難しくなり、入院治療をした方が良い場合があります。例えば、自殺願望が強く自殺する恐れが大きい場合や、子育て中の主婦など今の生活環境から離れなければ休養ができない場合、患者さんだけでなく家族も疲れ切っている場合などが考えられます。入院治療のメリットは、心身の休養に専念できること、自殺願望が強い場合に周囲の人に心配を掛けないこと、入院患者同士が交流する機会があるのでうつ病に対する知識が増えることなどが挙げられます。また、デメリットとしては、公費負担が利用できないため費用が高いこと、相部屋の場合は他の患者さんに気を遣ってしまう場合があること、できることが限られているので暇に感じてしまうことです。ただし、暇だというデメリットは、休養に専念できるというメリットでもあります。

安心と安全を確保できる

入院治療のメリットは、他にもあります。病院には看護師が24時間体制でいるので、命の危険性という観点では、家にいるよりも安全であるといえます。また、うつ状態が悪いと対人関係や周囲から入ってくる情報などに対して敏感になり、アルコールに走ってしまう場合もありますが、病棟は基本的に周囲からの刺激が少ない状態になっているので、気分を安定させるという効果もあります。さらに、家族や周囲の人の負担を軽減できるというメリットもあります。

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