うつ病と戦う
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その他の療法

これまで紹介した治療法の他にも、うつ病の治療に用いられる治療法がいくつかあります。「集団精神療法」は、同じ病気の人同士が集まり、互いに語り合うことで回復を促す治療法です。他の患者さんと話し合うことで、自分の抱える問題を掘り下げたり、他の人の対処方法を学ぶことができます。同時に、お互いの悩みや苦しみに共感し、辛さをわかってくれる人がいるという安心感を得ることができるので、病気の改善に繋がると考えられています。この治療には、患者さんだけで自助グループを組織したり、入院下や民間施設で共同生活を営みながら行うなど、さまざまな形態があります。「自律訓練法」は、自己催眠の一種で、自己暗示によって心身の緊張を解き、リラックスした状態に変える治療法です。段階的な訓練を続けるうちに、しだいにストレスに対処できるようになっていきます。

家族の問題解決能力を引き出す治療法

「家族療法」は、患者さん自信を含め家族を構成する人同士の相互関係を通じて、問題解決を援助する治療法です。患者さん自身だけでなく家族全体を治療の対象とし、うつ状態にある人への対応について助言したりします。患者さんの症状は家族内の相互作用のあらわれととらえ、家族同士が考えや思いを口に出すよう促しながら、コミュニケーションのパターンが変化するようにはたらきかけるという治療法です。

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