心の疲れ

学校でのテストが上手くいかなかったり、仕事が上手くいかなかったりすると、人間は誰でも「落ち込み」ます。でも、その多くは、テストの点数が向上したり、別の仕事で挽回できたりすると、「落ち込み」から脱出できることが多いでしょう。現代人の生活は高度化し、専門化してきています。いつも良い結果ばかりを求められ続けるようになりました。勉強や仕事で良い結果を求められ続ける上に、転校・転勤・就職・入学など、大きな転機や環境の変化が加わると、今まで出来ていたことが急にできなくなったりします。環境に馴染むことと、結果を出すことと、両方に追われ続けていくと（これに限らず、精神的に強いストレスがかかった状態が長期間続くと）抑えつけられているようなもの憂い気分「抑うつ気分」や、ものごとに立ち向かってゆけなくなる「意欲減退」が見られるようになります。

国民の半数が悩みやストレスを抱える時代。

厚生労働省が２００７年に実施した「国民生活基礎調査」では、１２歳以上の日本国民の４８.２％が悩みやストレスを抱えていると、回答しています。それほど今の日本社会は「ストレス社会」なのです。うつ病などで、医療機関を訪れる人の数は年々増加しています。何事も早期治療が効果的です。あなたも落ち込んだ日が続いているなら受診しましょう。