うつ病と戦う

うつと自殺②

"うつの人に対して自殺の話題を避けたり、わざとしないなどという配慮は必要ありません。 うつ病と聴くと、すぐに話をつなげてしまうのが「自殺」。しかし、うつ病の時に限らず、死にたいなという気持ちは一度や二度は考えてしまうものではないでしょうか。 実際に自殺をしてしまう患者さんは、いきなり実行するわけではなく、何かしらのサインを家族や関係者にだしています。「死にたい」といきなり相手に言われると、多くの方はたいてい慌ててしまうのが先決で、人によっては話題を変えてしまったり、自殺について強く否定をしてしまったり、「死にたい」と言った人の気持ちを拒絶する行動が多いように思われます。しかし、この行動はあまり良くはありません。相手は自分の気持ちを素直に訴えているのですから、まずは素直に聴く姿勢が自殺防止に繋がります。なぜ死にたいのか、なにがどう辛いのか、相手の身になって聴いてあげましょう。 "

自殺を防止する手段あれこれ

私たちができる自殺を防ぐ手段としては、日頃から相手と話し合う事、家族などが睡眠薬や身体に危険なお薬を持っていないか、持っていたとしたら処分してもOKなのか、家族が管理する事に変えても大丈夫か、その他にも知人・友人・職場の同僚などと家族が連携するなども様々な方法があります。相手にとって親しい人が、温かく寄りそえる環境作りが大切になります。

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