うつ病と戦う
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漢方薬

最近は一般の病院でも、漢方薬を処方するところが増えてきました。うつ病の治療でも、漢方薬の効果は認められているところです。漢方薬の治療の考え方は、漢方薬によって体力を補い、身体の自然治癒力を高めながら、ゆっくりと回復に導いていくというものです。西洋医学で用いる薬は、1つの効果に特化していて、効き目が早く、強いことが多いですが、副作用も心配され、1つの効果に特化しているため、複数の薬をたくさん飲まなければいけないことも多いです。漢方薬では、求める効果を強める調合もありますが、副作用を弱める調合もあり、しかも自然の素材で出来ているため、身体に対する負担も少なく、軽度のうつ病であれば、少量の抗うつ剤と漢方薬の方が、大量の抗うつ薬より、適切な治療効果を得られることがあります。漢方薬は、治療効果の出方が緩やかですが、適切に使えば十分な効果のある投薬方法です。

漢方薬の効果はゆっくり現われる。

漢方薬を使って効果が出るまでには、約2週間ほどかかるのが一般的です。普通の抗うつ薬を使った時でも、2週間くらいは様子を見なければいけないので、あまり変わりません。漢方薬の場合は、2週間以上立っても何の効果も見られなかったり、食欲不振、胃のもたれ、吐き気やめまいが見られた時には、処方を変える必用があるそうです。医師に相談して下さい。

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