うつ病と戦う
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治療の心構え

心に不調を抱えたら、身体に不調を抱えたら、医療機関の受診をおすすめします。病気はなんでもそうですが、早期治療が一番効果的なのです。ここで大切なことは、「周りが病院に行けと言うから仕方なく行く」とか「自分は病気ではないが、気休めに薬をもらいに行く」というような、安易な気持ちで受診してはいけないということです。なぜなら、このような安易な態度は、心の中で医師でもない素人の患者本人が、すでに診断を下してしまっていて、問診の際も自分の身に起きていることを正しく話さないし、医師のアドバイスも「どうせ効果がない」と決めつけてかかってしまうことが多いからです。心や体が不調ということは、元気な頃と比べて差違があるということですから、健康であればそんなことはないわけで、自分で勝手な判断はしない、自分の状況を素直に話す、医師の話を真剣に聞く、当たり前のことが大切なのです。

辛いからといって、短絡的な行動はしない。

うつ病は辛いです。死んでしまいたくなります。でも、人間が生きていくのに必用なものは本当にわずかです。職場を変わったって、引越しをしたって、過去の人間関係を断ち切ったって、人間は生きていけます。うつ病の症状に、「自殺念慮」があります。うつ病の人は突発的に自殺したくなります。でも待って下さい。生きていく道はいくらでもありますから。

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