うつ病と戦う
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服薬の注意点

定期的に飲む薬の「飲み忘れ」ってありませんか? 風邪薬や胃薬なら、それほど問題ではないかも知れませんが、抗うつ薬は、薬の血中濃度を一定にしておきたいので、飲み忘れは困るのです。例えば、一日3回服薬するように処方された抗うつ薬を1回飲み忘れた場合は、次の服薬機会に飲み忘れた分も合わせて飲むのがよいでしょう。1日1回服薬するように指示された抗うつ薬を飲み忘れた場合は、次の服薬機会に、飲み忘れた量の約半分を一緒に飲むと良いでしょう。飲み忘れとは別に、他の薬との「飲み合わせ」も十分に気をつけたいところです。血圧を下げる薬と抗うつ薬を飲み合わせた場合、血圧が十分下がらなかったり、血圧が一気に下がってしまったり、大きな副作用を起こすことがあります。また、不整脈の薬と抗うつ薬を飲み合わせた場合、症状が悪化したり、突然死も考えられるそうです。このように薬の飲み合わせは危険を伴うので、医師とよく相談して下さい。

うつ病の治りかけ。

うつ病が治療の甲斐あって、治りかけてきた頃、薬の量もだんだん減らしていきます。この時に大切なのは、患者が「今日は楽だから薬を止めよう」と勝手にしないことです。うつ病は再発の確率も高く、治りかけの時期は、精神的に大きく波が出ることもあります。治りかけの時に、薬を少量続けるのは重要なことです。医師の指示通り服薬を継続しましょう。

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