うつ病と戦う
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行動療法・対人関係療法

うつ病に陥ると生活習慣が乱れてしまうことが多く、そのためさらに精神状態が悪化するという悪循環のサイクルを繰り返してしまいます。しかし、一度に規則正しい生活に戻すのは負担になってしまうので、少しずつ単純なスケジュールを立てて実行していくようにします。スケジュールを実践することで達成感が得られ、自信に繋がります。自信を取り戻すことはうつ病を治療する上でとても重要なことです。これが「行動療法」です。また、ストレスの原因が対人関係にあるという場合が多いため、重要な他者との現在の関係に焦点を当てて治療する「対人関係療法」という治療法があります。対人関係療法はある程度マニュアル化されており、現在生じている問題を4つのテーマのうち1つに分類し、それぞれの戦略に従って治療をしていきます。精神療法の中でも有効性を証明するデータが最も多い治療法であるといえます。

「できそうなこと」から始めてみる

うつ病を治療する上で大切なことは、患者さんが自信を取り戻すことです。そのためには、患者さんができそうなことから目標を設定していくことが重要です。傍から見れば簡単な目標でも、うつ病の人がそれを成し遂げるのはとても大変なことです。簡単な目標をコツコツと続けていくうちに、少しずつ規則正しい生活に改善していくことができ、最終的にはうつ病を克服して仕事や家事、学業などに復帰できるようになるでしょう。

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