精神面に現われるうつ
うつ病と聞くと「暗く落ち込む」のかなと、何となく思いませんか?確かにうつ病になると、気分が晴れないことが多いです。何かに抑えつけられているような、重苦しい「抑うつ気分」になる方も多いです。でもそれだけではないのです。不安になったり、いらいらしたり、焦ったりする方もいます。落ち込むのとは違いますね。上記のポイントも大切ですが、見逃してはいけないポイントはここからです。ワケもなく悲しくなったり、自分はダメだと劣等感に苛まれたり、とにかく全て自分が悪いと自責の念が強くなったり、どう考えても自分は生きていてはいけないと思うようになり、自殺念慮を持つ方もいます。人間生きていれば、落ち込むことはいっぱいあります。でも、時期が来て解放されれば、元の精神状態に戻るなら、あなたはうつ病ではありません。でも、辛い状態が1ヶ月も2ヶ月も続く、というような場合は医療機関を受診することをおすすめします。
いろいろある、うつ病の現れ方。
「いつも落ち込んでいる」「午前中は不調」「不眠」「食欲不振」見るからに具合が悪そうですね。「メランコリー型」と呼ばれるうつ病の代表例です。でも「楽しい時は楽しい」「夕方が不調」「寝ても寝ても眠い」「過食になる」これらの症状も「非定型」といううつ病のパターンです。「非定型」は、一見活動的ですが、意欲減退があったり、心は重いのです。