うつ病と戦う
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うつと働き盛り②

年代別で男性の悩みを調べた平成10年の厚生労働省の統計によると、25~34歳の男性で最も多かった悩みは、①仕事上のこと、②収入・家系・借金、③家族以外との人間関係、④自由にできる時間がない、⑤自分の健康・病気、⑥将来・老後の収入と続きます。 まだ、働いてまもない男性では、給与がもっとほしい、彼女がほしい、もっと遊びたい等の欲求による悩みが多いのが特徴のようです。 35~44歳になると、①、②は変わらずですが、3番目に25~34歳では5番目だった自分の健康・病気がきます。体調の変化などが若い時と比べ現れてきます。ストレスなども考えられるかもしれないです。また35~44歳では、自由にできる時間がないの項目の代わりに「子供の教育」というものが現れます。 45~54歳でも、①は変わらずですが、2番目に自分の健康・病気がきます。続いて③収入・家系・借金、④将来・老後の介護、⑤家族以外との人間関係、⑥同居家族の健康・病気 と健康に関わるものが悩みに繋がっているのが特徴です。

うつ病による労災請求

こころの病気が要因による労災請求が最近急激に増えています。 厚生労働省のまとめによると、2007年(平成19年)までに、うつ病をはじめ精神障害・疾患などによる労災請求は実に952件もあったそうです。そのうち支給決定は268件。是年代別では30~39歳の方が支給決定件数としては最も多かったようです。その認定者の内、なんと自殺や自殺未遂などの過労自殺の方も81名もいたそうです。こころの病気=メンタルヘルスに対する行政や各企業の取り組みの必要性が深刻に感じられます。

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