うつ病と戦う

うつと自殺①

「うつ」「自殺」と聴くと話題にでるなかで、多くの方が誤解をしている話があります。 大きく分けると5つのもの誤解があります。 1)自殺は突然発生するもの。予測なんて不可能。 2)自殺するという人は、実際には自殺はしない。 3)自殺をする・しようとする傾向のタイプの人は特定の典型的特性がある。 4)自殺の話をするものはそもそも危険。うつの人相手に、自殺の話題を続けることで、自殺する気がなかったのに自殺に追い込んでしまう危険性がある。 5)自殺をしたいと思っている人は、すでに誰がとめようと死ぬ覚悟ができている。 という、5つです。これらについては、まったくの誤解です。 例えば、1)については自殺をすると考えている人は何かしらのサインを出しています。例えば、いつもとは異なる突然の態度の変化等です。 それまでギャンブルなどの話題も行動もなかった人が、急に荒れ狂ったかのように競馬をはじめたりなどがあげられます。

遺書から知る自殺のきっかけ

遺書から知る自殺のきっかけとして1999年の警察庁の資料などをみると、まず「健康問題」で自殺される方が全体の約半分近くを占めます。続いて「経済・生活問題」「家庭問題」などが多いようです。もし、あならにSOSを出してきた自殺志願者がいたら、ひとりで抱え込まずあなたの大事な人と一緒に考えましょうという姿勢や「あなたの残された大事な家族はどうなるの?」と問うのも良いのかもしれません。

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